ITCCとトイボブの歴史

ITCC(International Toybob Cat Club)

Dr.Anna Gromova DVM

インターナショナルトイボブキャットクラブは、ユニークで先天的に体の小さなロシアのトイボブキャットを専門にこの種の保存、促進をしているブリーダーの為のクラブです。
2014年、とても情熱的な数ヵ国のブリーダーが、トイボブのブリードの議長であるロシア人、Dr.Anna Gromova DVMからガイダンスを受けながら、トイボブ最初のクラブを作りました。それが、「International Toybob Cat Club」(ITCC)です。
2014年設立し2017年正式に認可されました。


TOYBOB(トイボブ)について

初期記録
トイボブキャットは、世界でも最も小さいと言われる猫種であり、今までに認定されている血統の小型化をしたものではないということを触れておく必要があるでしょう。

この血統は、ロシアを原産とする小型から中型のボブテイルです。

歴史と概要

1983年ロシアロストフ州でメコンボブテイルのブリーダーが野良猫を家に連れて帰ったことが最初と記録されています。
このブリーダーによると、この猫はシャム猫の典型的な特徴であるシールポイントをもつが、尻尾だけがよじれてボブテイルになっているとのことです。
1988年この猫と、ショートテイルでシールポイントを持つメス猫(タイキャットのスタンダードではないと言われている)をブリードしたところ、とても小さなボブテイルが生れ”Kutciy”と名付けられ、後にTOYBOBブリードの基礎となり、当時は「スキフ・タイ・ドン(Skif-Thai-Don),スキフ・タイ・トイ・ドン(Skif-Thai-Toy-Don)」という名で知られるようになりました。
0toybob 撮影情報

遺伝子プールの拡大

1990年代後半ロシアウラル地方のAlexis Abramchuk(アレクシス アブラムチャック)氏[Si-Savat cattery]が、この限られた遺伝子プールを国内猫と交配させることにより拡大を始めました。
ウラル地方のNatalya Fedyaeva(ナタリア フェデヤヴァ)[ Little Angel cattery]は、アブラムチャック氏から学び、小さなオス猫「ガビリア ファディベッチ"Gavrila Fadeevich"」、ガビリアの姉妹、「ガラフィラ ファデイーバ"Glafira Fadeevna"」そして「クチャドナ"Kutc Donna"」スキフ・タイ・ドンの血統をもつ3匹から血統の復元が始まりました。

隣のスヴェルドロフスク地方でフェデヤヴァの暮らしている通りや納屋でトイボブに共通する表現型のボブテイルキャットが観察されていました。その地域に生息する土着のネコは体が小さくて、しっぽがよじれているか、ボブテイルでした。
しかし、シールポイント以外の色や模様がありました。
0toybob
0この猫達は、同じような表現型だけでなく、非常に厳しい環境からガッチリしていました。
ウラル地方のブリーダーは、小型サイズの猫を交配し始めた。トイボブが小型のネコという遺伝子の初期の発展をさせ、それが、すばらしい健康状態と、強さを確立させています。
トイボブは、この小さい体で、安定した体重を保つ事が出来るという事で、人々を驚かせるかもしれないです。

LITTLE ANGEL CATTERY(Si-Savat) がトイボブの繁殖をやめた後、Natalia Fedyaeva's,がその繁殖を担いました。ロシアウラル地方のブリーダーにとって、彼女の素晴らしい成果がロストフ地方を含むTOYBOB CATの絶滅を危機から救いました。その地域でさえボブテイルキャットが少なくなっていたからです。
1990年CFA国際ブリード審査員故高野賢治氏により初めて日本に上陸しました。
1997年高野賢治氏はこの種の猫にSkif Toy Bobtail(スキフ・トーイ・ボブテイル、スキフトイボブテイルとも言われる)と名付けます。これらを基礎に日本国内ではCFA血統書に準じたJPCU(JAPAN PEDIGREE CAT UNION)血統登録で20数匹のスキフトイボブテイルが記録されています。
*現在でもこの名前は日本獣医師協会が発表する、猫:種類コード表に掲載されています。
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2000年初期フェデヤヴァは、Skif-Thai-Donとその表現型に近い猫を交配させることによりトイボブの遺伝子を広げました。
後にフェデヤヴァは、彼女のトイボブをWCFに認定されていない血統としてのカテゴリーで展示し、トイボブのユニークな遺伝子変異はシャムネコの典型的なシールポイントだけではないということを実証しました。
突然変異については、地域猫の色、模様、毛の長さが入っている。これらは交配プログラムに組み込まれ、それがこの血統のバイタリティーでもあり、この種に活力を与えました。
しかしながらこの結果はウラル地方のスキフ・タイ・ドンの血統を扱うブリーダーとの分裂を引き起こしました。
このブリードは2つのグループに分かれ、この頃フェデヤヴァは、他のウラルブリーダーと一緒に、Skif-Thai-Donを区別するために "Scyth ToyBob"と猫の名前を変更しました。

血統の名前

1トイボブという名前は、2つの意味を持つ言葉からできています。トイは、小さいという意味、サイズを表し、ボブは、ボブテイルを表します。
過去30年の品種開発で発展をとげてきたこの種は、その過程と歴史から色々な名前で呼ばれていました。
以前にも述べたように、このブリードの最初はSkif-Thai-Donと呼ばれ、WCFジャッジでもあるOlga Mironova博士が著書(「ロシアの原生動物猫:Attics and Backyard To World Recognition 2003」)で「TOYBOB」を提案しています。
Skif-Thai-DonはFARUS cat associationでTOYBOBを取得しましたが、この登録以外はSkif-Thai-Donとして引き継がれました。2000年初めの交配計画の主な違いにより、ロストフ地方のSkif-Thai-Don(Skif Toybob)としても知られています)、ウラル地方のScyth Toybobというように2つの地域、2つのグループに分かれお互いに少し違うスタンダードを繁殖させその種を促進しました。
2000年ロシアWCF(World Cat Federation)で暫定品種として注目を集めました。
0WCF
2004年TOYBOBはLITTLE ANGEL CATTERYからアメリカのバーミーズのブリーダーに渡った時に国際的な広がりをみせました。
2006年ウラル地方ScythToybobがTICA(The International Cat Association)に登録をされたことによりTOYBOBとなりました。
2015年ロシアMFAにてChampionship statusが与えられ、TOYBOBのチャンピオンが誕生しました。同年ロシアICUでもチャンピオンシップが与えられました。
ロストフ地方のSkif-Thai-Don(Skif Toybob)が、Toy-Bobに名前を変更しました。
日本国内五獣王で本格的にブリードが始まりました。
2017年TICAでロストフ、ウラルの2つのグループが再び一緒に集まり、品種の正式名称を「TOYBOB」としRegistration only status(登録のみ)の段階となりスタンダードの確立にむけ合意しました。

主な遺伝子の研究

現在、トイボブの研究については、まだ沢山進めなければならない事があります。

トイボブの世界進出と将来

猫の愛好家の間でも、一般の家庭でも、トイボブは、沢山の興味を持たれているという所では、とても成功をしています。
ブリーダーのソーシャルメディアでの露出度も高く、そして、ショーの展示などにおいても、ブリーダーに対する尊敬の意も高くなってきています。

2015年このブリードを海外へ広めました。
現在、トイボブは世界にはとても早いスピードで広がり、ブリーダーのプログラムは、ロシア全体、アメリカ、フランス、スペイン、スウェーデン、ブルガリア、デンマーク、日本(五獣王)、そして、カナダにいたります。

トイは、小さいという意味、サイズを表し、ボブは、ボブテイルを表します。
トイボブは、3−6ヶ月の子猫のような小型の猫です。家猫から発展を遂げた猫です。
彼らは、とてもコンパクトで、強く、筋肉しつな身体を持っています。時々背骨のねじれを持つものもあります。このねじれのあるボブテイルや小型サイズは、ロシアの土着の野良猫の持つ変異です。
人間とトイボブはとても人懐っこい性格を持ち、とても良い性格であると言われています。彼らの小型という体系をも打ち破り、とても活発的で、遊び好きです。


団体・個人解説

CFA(The Cat Fanciers Association)
TICA(The International Cat Association)

高野賢治(生前)

  • CFAオールブリード国際審査員
  • サンフラワーキャットクラブ名誉会長
  • NPOきゃっつ愛理事兼事務長
  • 著書 『猫クラブ アメリカン・ショートヘアー』 『猫の飼い方カラー図鑑』 『猫の- 種類と選び方百科』『猫の教科書』
  • 「タイキャット」「スキフトーイボブテイル」の名付け親

大泉本子

  • TICA ASIA ディレクター 
    2004-2010
    2013-2016

黒田俊一

  • TICA ASIA ディレクター
    2017-

ITCC(International Toybob Cat Club)

非営利の猫クラブです。 ITCCは、2014年に初めて設立され、2017年に正式に認可されました。クラブの目標は、知識と経験を共有する、世界中のToybob猫の繁殖者を結集し、 この素晴らしい品種の健全な遺伝子プールを確立するためです。皆様のご支援ご協力をお待ちしております。